具体的な仕事内容を教えていただけますか?
大手通信販売会社からの荷物を一般のご家庭や企業様などに配達する仕事をしています。朝8時、14時、17時の3回に分けて荷物をTMGの物流センターに取りに行き、配達地域や時間指定を確認しながら配達しています。昼食や休憩は、車内でとっています。不在のお客様の再配達量にもよりますが、遅くても20時前後には仕事が終わります。
お仕事をする上で工夫されていることはありますか?
お客様にお荷物をお渡しする時は、必ず笑顔で接するようにしています。私も自分の荷物を受け取った時は、その方が嬉しいですし。
また、トラック内の荷物の積み方にも工夫しています。荷崩れしないように同じサイズの荷物ごとに仕分けしたり、センターから近い地域への荷物は取り出しやすいところに置いたりしています。
この仕事を始めたきっかけはなんですか?
ますが、前職は飲食店で働いていました。勤務時間が長かったり、年間休日が2日しかなかったりなど、家族とゆっくり過ごすことができませんでした。今の仕事であれば、シフト制で働く時間を自由に決めることができますので、家族と過ごす時間が増えました。
この仕事を始めた時、どんな苦労がありましたか?
自分の荷物をどれくらいの時間で運び切れるのかなど、時間配分を把握するのが大変でした。仕事を始めて半年くらいは、急ぐ必要がない配達を先に配達してしまうなど、どの配達を急がないといけないのかが判らない状態でした。しかし、少しずつ慣れていきましたし、先輩方にも教えていただいたおかげで、今では時間配分で困ることはほとんどありません。
仕事で大切にしている考えはありますか?
仕事を始めた時の失敗経験から心がけているのですが、いつも冷静に自分のペースを乱さないように配達しようと心がけています。入社して半年くらいは、冷静さを欠いて、安全確認がおろそかになったり、誤配をしてしまったりなど、急いでいるのに逆に時間がかかってしまうことが多かったのです。自分が1時間に何個配達できるかなど、自分の実力を知って、そのペースで仕事をしています。
どんな時にやりがいを感じますか?
指定された時間通りに荷物を届けることができた時に、やりがいを感じます。荷物を待っているお客様が、1日にたくさんいらっしゃいます。指定された時間にお届けすると、ものすごく喜んでいただけます。
つい先日こんなことがありました。朝、配達で車を止めた時に、配達の予定がなかったご家庭の窓から、お子さんがそわそわしながらずっと私のほうを見ていました。誰かを待っているのかと思ったのですが、私は別のご家庭への配達が終わったので一旦センターへ帰ろうとしていました。帰る際に、もう一度そのお子さんを見たら、すごく不安そうに私を見ていたのです。不思議だなと思いながら、昼ごろセンターに戻って午後配達予定の荷物を確認していたら、そのお子さんのいらっしゃったご家庭に配達する予定の荷物が2つありました。「これを待っていたのか!」と気づき、午後一番に配達することにしました。私がそのご家庭に到着すると、まだお子さんが窓のところで待っておられました。私がそのご家庭への配達を完了し、お母さんにお話をお伺いしてみると、ゲームの本体とソフトを買ってもらっていたらしく、朝からずっと窓のところで待っていたそうです。そういうお話をお聞きすると嬉しくなりますし、自分の子どものころも思い出します。改めて「時間通りに配達してあげたいな」と思った瞬間でした。
休みの日はどのように過ごしていますか?
妻と買い物や食事に出かけるのが楽しいです。妻と出かけるのが趣味ですね。それ以外逆にしていないですね。(笑)
最後に、求職者の方へメッセージをお願いします
この仕事が初めてだと、すごく不安になるとは思いますが、自分で手に負えない仕事がある時は、会社や先輩が助けてくれます。まずは冷静に、事故を起こさないことに集中してもらえたらと思います。
昔、私のいとこが交通事故で亡くなったのです。その経験から、車を運転している時に見える子どもやご年配の方が、自分の家族だったらと考えるようになりました。その習慣がついてからは、自然と安全運転になっていきました。誰もが家族のために夢を実現するために仕事をしているのに、事故を起こしてしまったら取り返しのつかないことになります。それだけを避ければ、少しずつ仕事ができるようになって、幸せに働くことができると思います。
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